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京極夏彦「前巷説百物語」

iconicon1ヶ月くらいかけて読了。
京極作品では京極堂シリーズより巷説の方が好きかなー。
又市さんとか皆さんいい性格しててすっきり読みやすい。
京極堂より胸に来るような気がしますです。

今回は巷説のエピソード0というか、又市さんがなぜ御行姿になったのか、
稲荷坂の祇右衛門との因縁の始まりとかが入ってます。
又市さんの過去はいろいろあったらしいとは知っていたがちゃんと知ると重いですね…。
そして小気味いい青臭さがイイ!
ただ祇右衛門との闘いにどう決着をつけたのか、すっかり忘れてしまって…^^;
今度読み直さなきゃかな…。

ということで、追記に備忘録。
内容をざっくりがっつり入れちゃうので未読の方はご用心。

それにしても7&Y、サイト統合したら商品画像が大きくなったなぁ…記事に入れるのをちょっとためらうサイズ><;
後に探しやすいよに入れたけど。


いーかげんな備忘録。

「寝肥(ねぶとり)」
自殺しかけた女郎・お葉を助ける話。損料屋・ゑんま屋との出会い。
ねぶたのうんちくなんかもここで出る。
お葉を陸奥から連れてきた音吉という男が奥さんに殺されて、その奥さんを弾みで殺してしまうお葉。
なんというか愛情のすれ違い?みたいな。
奥さんを寝肥という妖怪にすることで丸く収める。

「周防大蟆(すおうのおおがま)」
損料屋に入って初仕事。
BLの三角関係の末の仇討騒ぎを先に出た大蛙で衆人の目を引き、その間に悪い藩主とすり替える。
無事助かった二人は愛の逃避行…?
寸前で又市が図面を引き直した計画で、結果一人の命が無くなることになったことに又市は納得しない。
誰の命も失うことなく丸く収めたいという青さがゑんま屋お甲の気にいったところ。

「二口女」
継子を殺してしまったという女が依頼者。罪悪感に苛まれている。
ただ、犯人が彼女と気付いておらず、依頼者はできた嫁と評判の女。かえって表沙汰にすると家族に迷惑がかかる。
結局真犯人は姑だったのだが。
依頼者を継子殺しなどをするとなる病、頭脳唇(ふたくち)にかかって記憶喪失に偽装することで姑に自白させる。

「かみなり」
損を取りすぎちゃった為の意趣返しに遭う話。御灯の小右衛門との初出会い。
損料仕事をして懲らしめた侍がその後自殺する。農民たちの為に隠しておいた備蓄米に捜査の手が伸びないようにするためらしいのだが、宙に浮いた米は農民の手に渡らず、その不満が損料屋に向いた形。
かみなりという獣を蔵の裏で逃がしてしまうよう細工し、御灯の小右衛門の力で蔵をふっ飛ばすことで中の米を農民にこっそり配る事に成功。農民の意趣返しの依頼は取り消され又市たちの命は助かる。

「山地乳(やまちち)」
八十八枚の黒絵馬の話。稲荷坂の祇右衛門の名がここで出る。
絵馬に自分の名と殺したい者の名を描くと神様が殺してくれる。願いが成就するとその絵馬は黒く塗られ名前が読み取られないようになる。既に半数ばかりが成就している。この仕掛けを食い止めて欲しいという依頼。
もちろん背後には人間が暗躍しているわけで。
依頼者の弱みを握り手下として使える有象無象の者を増やそうという祇右衛門の計画。
志方が絵馬に自分の名を書いたことを利用し、黒絵馬の神は山地乳という妖怪だとする。
簡単に山地乳の殺しも回避でき、回避すると逆に寿命が延びるということで黒絵馬のご利益は消え、頓挫。

「旧鼠(きゅうそ)」
姿の見えない稲荷坂の祇右衛門との最初の闘い。エキストラ的に百介も出てくる。
知らず知らず祇右衛門の計画を潰していたゑんま屋は目を付けられる。
処刑されたはずの祇右衛門を生きていると信じ、その意向に従う無宿人たちが実行犯としてゑんま屋とその周辺の人を襲う。生き残ったのは又市含め数人のみ。
一文字仁蔵の切り札、祇右衛門の生き別れの双子の弟を身代わりに立て、あの意向を書いた投げ文は偽物だ、人の倫を外すなと無宿人たちを諭す。
余命幾許もないという弟は祇右衛門として処刑され、一時の幕を引く。
いまだ生き続ける祇右衛門の目があるためゑんま屋は解散、皆江戸を離れる。
又市と御灯の小右衛門は組み、江戸に残ることを決意する。

御行の衣装は祇右衛門の弟が着ていたもの。
残していったそれを着、以降"御行・小股潜りの又市"として生きていくことになる。
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