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絵や日常をカオス風味で。

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救い、あるいは、絶望。 相田裕「GUNSLINGER GIRL」1~6巻まで。

まず前もって、好き嫌いというより”受け付けられるか、受け付けられないか”がはっきり分かれる作品だと思う。

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大まかな設定説明をすると
さまざまな理由から身体に重い障害を負い、動くことすらままならない少女達が、
障害者支援事業を扱う”社会福祉公社”に引き取られ、自由な肉体を手に入れる。
だがそれは公には公表されてない機械の身体。
少女たちは「義体」として洗脳や肉体維持用の薬物を投与され、専属担当官の管理の元
銃を持たされ、政府の要望する”裏の仕事”を請け負うことになる…。という。

人によっちゃかなり引く設定かもしれない。

現実と漫画をごっちゃにして考えるのは野暮なことだと百も承知だが、
ガンスリの設定は現実の福祉に比べとんでもなく合理的で効率的である。気持ちがいいほどに。

洗脳が施された思考で少女たちは躊躇なく人を殺す。担当官の命ずるままに。
読者には賛否両論あるが、そもそも人を殺す方法に快いも不快も無い。
一番辛いのは、そんな状態をよく認識していながら現状を変えることができないまま、
常に義体の傍にいなければならない担当官なのではないだろうか…。
わかっていながら、それでも義体を利用しなければならない理由が、彼らにはある。
彼らにとって敵であるテロリストたちにも、戦わなくてはならない理由がある。

どれが正義なのか悪なのかわからない。あるのは悲しくも尊い”今”だけ。

グロいのがダメな人はもちろんなのだが、正直笑ったり萌えたりできる漫画ではない。
(義体たちはとても可愛いんだけど、可愛いんだけどね…)
とんでもなく鬱で残酷で理不尽で…でもそんな中にある小さな幸せがとても愛おしく感じます。


P.S.DD5巻に拍手ありがとうございます!
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