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野沢尚「殺し屋シュウ」

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タイトル通り、裏で殺し屋をやっている青年・シュウのお話。
毎回殺しの依頼が入り、ターゲットを撃ち、仕事の終わりに故人を偲びカクテルを呑む。
そんな、王道なハードボイルドのようでありながら、
表は冴えない大学職員で、学生と教授の板挟みに遭い、仕事の合間に学食の安い飯を食う。
ターゲットの心情に同情したり、殺し屋が存在できる世界を内心で嘲笑したりする。
心の隙間を埋めるように酔い潰れるまで呑むし、女だって抱く。

そんな彼の、プロの殺し屋になりきれない中途半端さ、揺れる男心に惹きつけられる。
それでも引き金を引き続ける理由は何なのか、シュウが求めるものは何か。得たものは何か。
その辺が具体的に語られる事はないけれど、時に悲しく、時に面白く、淡々と語る様が魅力的。
最後は「上手いこと綺麗にまとめやがって!」と悪態を吐いてしまった。(良い意味でね)

物語はシュウの一人称で語られているので、文章はフランクでわかりやすいです。
短編連作形式っていうのかな、依頼ごとに話も区切ってあるのでサクサク読めます。
サクサク読み終わりたくない作品でしたけどね。

章ごとに簡単にまとめると
・父親殺し ・最初の仕事 ・落ち目の歌手 ・老いる映画監督
・知りすぎた売春婦 ・ライバルとの対決 ・新しい始まり




P.S.前記事に2拍手、イナイレテルに1拍手ありがとうございます!
相変わらずの駄絵なのに拍手いただいて申し訳ないです…><



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